学校行事

2017/03/17  3学期終業式

   3月17日(金)大掃除の後、3学期の終業式が行われました。
   先だって行われた受納式では、SS科学部と全国高校生読書体験記コンクールの賞状の受納及び女子バレーボール部、新体操部、ギター部の成績披露がありました。また、この一年学習面、部活動面等で特に活躍した生徒に対する表彰式が行われ、14名が校長より表彰を受けました。


   その後の校長式辞では、次のような話がありました。
   大富豪で何不自由ない老婦人が、「私ほど不幸な人はいない。寂しくてたまりません。」と、ある心理学者に相談したところ、「教会に行って、その教会に属している人の誕生日を調べ、そして誕生日に自分で育てた花を、カードを添えて誰にも見つからないようにおきなさい。」と老婦人に伝えました。老婦人は早速実践しました。するとそのうちに、この町には天使がすみれの鉢を誕生日にもってくるという噂が立ち始めました。  3ヶ月後のクリスマス。老婦人から学者に電話がありました。「先生、人生の中で、こんなに嬉しいクリスマスを迎えたことはありません。私の家の門にあるクリスマスツリーの下に、沢山のプレゼントが置かれていました。」学者は言いました。「お互い様。という言葉があるように、あなたは喜んでそのプレゼントをもらっていいのです。あなたの撒いた小さな種が、立派な花になってクリスマスに帰ってきてくれたのですよ。」  与えることと受け取ることは一つのことであることを、本校が福島県に送った義援金と、そのお礼の手紙と関連させながら話していただきました。生徒は自分だけという狭い感覚でなく、一日一つでも良いことを行い、気持ちよく過ごすことの大切さを改めて確認したように見受けられました。新しい年度が素晴しい一年になることを期待しています。