学校行事

2016/12/21  2学期終業式

   12月21日(水)大掃除の後、二学期の終業式が行われました。
   先だって行われた受納式では、卓球部、柔道部、新体操部、写真部、ギター部の賞状受納並びに成績披露が行われ、その活躍を全校で讃えました。


   杉山校長による式辞では、次のような話がありました。
   近年、大学卒業後に就職した人の約3割が退職・転職という現状があります。昔は一度就職したらキャリアアップで転職はあっても、仕事が自分に合わないとか、忙しくて辛いなどといった個人的な理由で辞めるなど普通考えられませんでした。社会にもまれながら逞しく、そして前向きに生きていく基盤はいつ培われるのでしょうか。それは高校時代、今であります。困難に立ち向かい、挫折し、その中で解決策を模索し、様々な経験を積む時期が高校時代なのであります。是非、学校行事、部活動、学習活動で厳しい環境に身を置き、勝負に勝ったり負けたりして涙を流す経験や、叱られて悔しいと思う経験、そしてそれらを乗り越えられたときの達成感を通して人として成長してください。
   また、人は元々集団で生活する種族であります。これはチンパンジーと人間の子育ての違いで見て取れます。チンパンジーは子どもを産んだら5年間はホルモンの分泌がなく妊娠できません。その分大事に子育てができますが人間はというと、進化の過程で毎年でも子どもを産むことが可能となりました。そして多くの子孫を残して繁栄する中で、我が子を母親だけでなく家族や周囲の仲間と共同養育するという方法を編み出しました。人は一人でやれることばかりではありません。互いに助け合う、相談することも必要なことです。家族を、仲間を、学校を大切にしてください。新たな決意を持って迎える平成29年が君たちにとって、素晴しい年になることを願っています。

   生徒にとって、この一年を振り返る上で参考となる話でした。
   校長式辞の後は全校で校歌を斉唱し、二学期の終業式を無事に終えました。